6月23日は64年目の沖縄慰霊の日でした。
64年前、300人以上の住民が「集団自決」で亡くなったそうです。
私は、「自決」という言葉から、それはなんだか迷いのない
潔い行為のように思い込んでいました。
でも、実際には軍からの「生きて虜囚の辱めを受けず」の教えに従うために、
断腸の思いで自分の親や幼い兄弟の命を自らの手で奪った人がいたのですね。
6月22日NHK放映のドキュメンタリー、沖縄 慰霊の日特集
「“集団自決” 戦後64年の告白~沖縄・渡嘉敷島~」では、
そんな男性が、家族を手にかけてしまった罪を背負って、
82歳の現在まで孤独のうちに生きてきた様子が映し出されていました。
すでに認知症が進み、食事や歩行もおぼつかない状態なのに、
6月23日は何の日か、と尋ねるインタビュアーの声に、
別人のように目を見開き「慰霊の日、ですね。」と
意外なほど明瞭な口調で彼は静かに話しました。
その横顔に、意識の奥底にまで刻み込まれた罪の深さ、
彼の人生の過酷さを一瞬にして見て取ることができました。
彼にこのような生き方を強いたのもまた、戦争なのですね。
2009年6月27日土曜日
2009年6月17日水曜日
いつのまにか、生活に寄り添う「戦争」
先日、戦時中に戦争をモチーフにした図案の着物が流行ったことを取り上げたテレビ番組が、NHKで放送されていました。
今のご時世には信じられないことですが、子供の幸せな成長を願う七五三の晴れ着に、戦闘機や兵隊さんの絵が描かれているのです。
「時局柄」と呼ばれるそれらの図案は、当時庶民の間で少なからず歓迎されました。
そして、着物や食器などにあしらわれ、商品として大量に生産され消費されていたようです。
毎日の生活に欠かせない子どものご飯茶碗にまでも。
戦争をモチーフにした図案が、このように日常生活の中に抵抗なく受け入れられてしまっていたということに、底知れない不気味さを感じます。
気がついたら、国を挙げて戦時に突入していた・・・二度とそんなことにならないよう、今こそ9条を守らなければ!と思います。
このテレビ番組「戦争を着た時代」をご覧になりたい方は、事務局までご連絡ください。
DVDの貸出できますよ。
今のご時世には信じられないことですが、子供の幸せな成長を願う七五三の晴れ着に、戦闘機や兵隊さんの絵が描かれているのです。
「時局柄」と呼ばれるそれらの図案は、当時庶民の間で少なからず歓迎されました。
そして、着物や食器などにあしらわれ、商品として大量に生産され消費されていたようです。
毎日の生活に欠かせない子どものご飯茶碗にまでも。
戦争をモチーフにした図案が、このように日常生活の中に抵抗なく受け入れられてしまっていたということに、底知れない不気味さを感じます。
気がついたら、国を挙げて戦時に突入していた・・・二度とそんなことにならないよう、今こそ9条を守らなければ!と思います。
このテレビ番組「戦争を着た時代」をご覧になりたい方は、事務局までご連絡ください。
DVDの貸出できますよ。
2009年6月6日土曜日
2009年6月2日火曜日
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