2009年6月17日水曜日

いつのまにか、生活に寄り添う「戦争」




先日、戦時中に戦争をモチーフにした図案の着物が流行ったことを取り上げたテレビ番組が、NHKで放送されていました。

今のご時世には信じられないことですが、子供の幸せな成長を願う七五三の晴れ着に、戦闘機や兵隊さんの絵が描かれているのです。
「時局柄」と呼ばれるそれらの図案は、当時庶民の間で少なからず歓迎されました。
そして、着物や食器などにあしらわれ、商品として大量に生産され消費されていたようです。
毎日の生活に欠かせない子どものご飯茶碗にまでも。

戦争をモチーフにした図案が、このように日常生活の中に抵抗なく受け入れられてしまっていたということに、底知れない不気味さを感じます。
気がついたら、国を挙げて戦時に突入していた・・・二度とそんなことにならないよう、今こそ9条を守らなければ!と思います。

このテレビ番組「戦争を着た時代」をご覧になりたい方は、事務局までご連絡ください。
DVDの貸出できますよ。

1 件のコメント:

  1. 番組は見ませんでしたが、いつのまにか、生活に寄り添う「戦争」って怖いですね。現在も、「国際貢献という戦争の準備」が巧妙に私たちの中に入り込んでいるのではないでしょうか。そんな動きをみんなで目や耳を大きく開き感性を研ぎ澄ましてしっかり捉えるために、九条の会の学習会に期待します。(Y.S)

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